歯・口の健康に関するコンクール

埼玉県歯科医師会では、県内の小学校・中学校を対象に「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」および「歯・口の健康啓発標語コンクール」を実施し、子どもたちが歯と口の健康の大切さを学ぶ機会を提供しています。これらのコンクールは、歯科保健に対する意識を高め正しい知識を身につけるきっかけとなるとともに歯、口の健康状態について子どもたち自ら関心を持つことで自ら健康について考える力を育て「生きる力をはぐくむ歯・口の健康づくり」という日本学校歯科医会の理念に基づく重要な取り組みです。

図画・ポスターコンクールでは、子どもたちが歯や口の健康に関するテーマを自由に描き、視覚的な表現を通じて健康の大切さを伝えます。歯みがきの習慣やむし歯予防、よく噛んで食べることの大切さなど、さまざまな視点から歯科保健の重要性を考え、作品に込めます。カラフルで創造性あふれる作品が毎年多数寄せられ、県内の学校や地域で展示されることで、多くの方に歯科保健への関心を持っていただく機会にもなっています。一方、歯・口の健康啓発標語コンクールでは、子どもたちが短い言葉で歯と口の健康の大切さを表現し、意識向上を図ります。例えば、「よく噛んで 元気な体と きれいな歯」など、日々の生活の中で意識できるメッセージが込められています。自ら考えた標語を通じて、歯科保健について深く考えるとともに、学校や家庭、地域社会に向けて健康の大切さを発信する役割も担っています。

これらのコンクールを通じて、子どもたちは自分自身の歯や口の健康について学ぶだけでなく、友達や家族にもその大切さを伝えることができます。また、学校での歯科保健活動と連携し、歯科健診やはみがき指導、食育といった日常的な取り組みとも結びつき、子どもたちが主体的に健康を守る力を育むことにつながっています。

埼玉県歯科医師会の会員は、未来を担う子どもたちが健康な歯で笑顔あふれる生活を送れるよう、これからも積極的に歯科保健教育に取り組んでいきます。ご家庭でも、ぜひお子様と一緒に歯と口の健康について話し合い、楽しく学ぶ機会を作ってみてください。