特定健康診査・特定保健指導

特定健康診査・特定保健指導について

特定健診・保健指導とは、医療保険者に義務付けられ対象者全員に必ず年1回受診していただくものです。この特定健診は、生活習慣病の要因であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した基本的な健診です。生活習慣病の有病者や予備群にある方を早期に発見します。特定健診の結果により、生活習慣等の改善・指導が必要である場合は、特定保健指導が実施されます。特定健診の対象者は、40歳から74歳になる被保険者です。費用は、当組合が全額負担(基本項目と詳細項目のみ)します。毎年6月上旬に対象者のご自宅宛に特定健診の受診券と質問票をお送りしますので、事前に医療機関へお問い合わせのうえ、必ず受診してください。

特定健康診査・特定保健指導の流れ

1.受診の申し込み

受診券が届いたら特定健診実施医療機関へ事前に予約
  

2.特定健診を受ける(3月末日までに)

当日持参するもの…受診券、質問票、被保険者証
※健診する10時間前から水以外の飲食物を摂取しない。

基本的な健診項目
問診(服薬歴、喫煙など) 理学的所見(身体診察、自覚症状及び他覚症状) 身体測定(身長、体重、腹囲、BMI) 血圧測定 血中脂質検査(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール又はNon-HDLコレステロール) 血糖検査(空腹時血糖又はヘモグロビンA1c) 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP) 尿検査(糖、蛋白)
詳細な健診項目(医師が必要と判断した場合のみ)
貧血検査(ヘマトクリット値、血色素測定、赤血球数) 心電図 眼底検査 血清クレアチニン

  

3.健診結果から判定

メタボリックシンドロームのリスク数や年齢などを総合して、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による予防効果が期待できる方などを保健指導対象者として選定
  

4.特定保健指導利用券の送付(9月頃から順次)

メタボリックシンドロームの判定により対象者に利用券が送付される
  

5.特定保健指導を受ける(3月末日までに)

ホームページで近くの医療機関を検索して事前に予約してから受ける
当日持参するもの…利用券、特定健診結果、被保険者証

① 動機付け支援(メタボリックシンドロームのリスクが出始めた方が対象)
自身の生活習慣改善点に気づき、自ら目標を設定し行動に移すためのサポートが受けられます。(初回面接、実績評価)
② 積極的支援(メタボリックシンドロームのリスクが重なっている方が対象)
専門家と行動計画を作成し、3~6か月間継続的に保健指導が行われます。健診の判定を改善するために実践できる目標を自分で選択して、継続的に実行するために必要なサポートが受けられます。(初回面接、継続的な支援、実績評価)

  

6.健康状態、生活習慣の確認(6か月後)

目標を達成してメタボリックシンドロームを撃退しよう!